ギャンブル依存症の私が、やってきたり考えたりした事。
私はギャンブルを始めて十年以上の間に、色んな愚かな行動をしてきました。また、愚かなことも考えてきました。今回はそういったことを、思い出せる限り書いていこうと思います。私はよく優しそうだとか温厚だとか、人から言われます。でも、まるで二重人格と思えるくらいに、ギャンブル依存症ってこうなるんだよっていう事を知って頂けるかもしれません。
・ギャンブルが出来ないとイライラする
・金銭感覚がおかしくなる
(20,000円負けくらいならば、こんなもので済んでよかったと思うようになる)
・ゴミをパチンコ屋の駐車場に捨てる
・台をパンチする(通称、台パン)
・玉やメダルを出したまま帰宅する(周りから見ればまだだれか打っている状態にみえる)
・台につばを吐く
・タバコをポイ捨てする
・店員をにらみつける
・店員に心の中で「〇ね」と唱える
・パチンコ屋で爆音で大当たりをしている人をにらみつける
・パチンコ屋の通路で邪魔になっている人に舌打ちをする
・イライラし過ぎて、アクセルを思いっきり踏み込む
・人に八つ当たりする
・身の回りのこと後回しにする(部屋が散らかる、車が散らかる、洗濯が溜まる)
・必要な支払いを後回しにて軍資金にする
・電気、ガス、水道、携帯等が止まる
・お葬式の後、パチンコに行く(ついさっきまで泣いていたのに)
・ギャンブル以外の資金に関してはケチになる(軍資金が勿体ないと思うようになる)
・他人のギャンブル話には、なるべく参加しない(ギャンブル好きなのに秘密にする)
・ギャンブルに行く事は誰にも言わない。一人でこっそりする。
・社会人のお祝いで親に買ってもらった時計を売ってしまう
・せっかく買った高価な財布を売ってしまう
・たまにもらっていたお祖母ちゃんからのお小遣いは、全てギャンブル資金
・お金が無さ過ぎて、財布を忘れた、と言い訳する(2回~3回ありました)
・借金をする、借金を繰り返す
・ギャンブル系の動画や雑誌を見て時間を無駄にする
・1日、10万円以上負けてしまう
自分で書いていて、引いてしまうくらいです。他にもいろいろありそうですが、実際に私がやってきたり、考えてきたりしたことです。
自分の中で特に記憶に残っていて今でも後悔しているのは、お葬式の後にギャンブルをしたこと、親にもらった時計を売ってしまったこと、財布を忘れてしまったという言い訳をしてしまったこと、この3つでしょうか。いずれも他人が関わることです。そして、いずれもずいぶん前の話にはなりますが、今でも思いだすくらいに悔しいです。
正直、犯罪行為をしてしなくて良かった、と思える程です。ひどい時、私は毎日ギャンブルをしていましたから、自分は普通に社会人生活を送っているつもりでも、周りからみたら普通の状態見えていなかったのかもしれません。あと、ギャンブルに左右されている時は、集中力が極端に落ちていると思います。自分はそんなつもりじゃなくても、仕事にも影響が合ったのだろうと思います。
こうして、私はこれまでギャンブルに左右された人生を送ってきました。特に20代を棒に振りました。思い出すと本当に悔しくて、腹が立って、寝れないと思いきや狂ったように寝て、また、自己嫌悪。冷静に振り返る事が出来る自分がいるのにも関わらず、お金が合ってギャンブルが目の前に転がっていれば、またギャンブルをしてしまいそうで、今も怖いです。本当に怖い病気だと思います。