30代、ギャンブル依存症が書くブログ

20代で多くのものを失った。30代では全てを失う気がする。

ギャンブルばかりしている人を、甘くみてはいけない。

もし、あなたの周りに頻繁にギャンブルをしている依存症と思われる人がいるとしたら、「あいつはギャンブルが本当に好きなヤツだ」とか「あるいは本人の自由だからやらせてあげてたらいい」とか「ギャンブルばかりしてバカだなぁ」など、そうした様々な印象を持っていると思います。

 

そうした相手が大事な人であるならば、ぜひこの記事を読んでいただきたいと思います。

まず前提として私は、ギャンブルに熱中している状態である以上、本人が普通にふるまっていたとしても、深刻な状態に陥っている可能性が十分にあると考えています。

そこで、少しでも危機感を感じる人が増えれば、当人が何かキッカケをつかむことが出来るんじゃないか、と考えました。

というわけで、私が思う大きなポイントを2つ書いてみたいと思います。これは、ギャンブルの事をほとんど知らない人ほど、参考になると思います。これを読んで、危機感を持って頂ければ幸いです。小生意気ことを言いますが、本人に疑いの目を向けてあげる事が大切だと思うのです。

 

一つ目のポイント。

周りからみてもギャンブルばかりしていると分かるような人は、周りの人が想像する以上に日常的にギャンブルをしている可能性が高いです。

24時間監視をしたら、ビックリされると思うのです。隙があればギャンブルをしているという感覚です。

例えばパチンコ屋は、大体10時開店~23時閉店まで、全国至るところで営業されていて、いつでも自分のタイミングで遊ぶことが出来ます。

また、競馬や競輪の公営ギャンブルは、スマホ投票サイトに自身の口座を紐づけることができ、全国毎日至るところで開催されているギャンブルにベットすることが出来るのです。そして、グレーとはいえオンラインカジノなるものも最近は流行っているそうです。私は経験したことがないですが、24時間遊べるものだと思います。

こんな状態ですから、いつでもどこでもギャンブルが出来るのがこの世の中です。周りから見てもギャンブル好きと分かるような人は、こうしたギャンブルの何かしらにほぼ毎日触れ合っている可能性があります。

そして、これを分かりづらくさせるのが本人の嘘です。依存症になると、ギャンブルをすることが後ろめたくなって嘘をつくようになるのです。

たとえ心配になったあなたが

「今日もギャンブルしたの?」という質問をしたところで、

「今日は行かなかったんだよね」と平気で嘘をつくようになるでしょう。

特に負けが込みだすと、他人にギャンブルの話をすることが億劫になります。そして、嘘を平気でつくようになります。人間は誰しも失敗は人に隠したいものです。これが人間の心理です。

反対に、大勝ちして気分が良い時には、ギャンブルの話を再度始めるかもしれません。これも、自慢したいという人間の心理です。こうして、嘘をつくようになれば、周囲はますます分かりづらくなってしまうのです。

このように、基本的に周りから見てもギャンブルばかりしているような人は、周りが想像する以上にギャンブルをしている可能性があります。そして徐々に嘘が混じってきて、SOSを掴みづらくなることも重要です。ことギャンブル行動に限っては、悲しいですがその方を疑うくらいがちょうどいいと、私は思います。

 

二つ目のポイント。

ギャンブルの経済的な破壊力は、安く見積もりべきじゃないという事です。

ギャンブルをしない人は、ギャンブルがどれくらいに経済的な損失をもたらすか、当然よく理解できないと思います。さらに、上に書いたような本人の嘘も混じってくるので、一体いくらの損失をしているのか把握する事は困難だと思います。それに依存症が進行すると本人ですら、いくらの損失になっているか、把握できていない状態にさえ陥ります。

 

「勝ったり負けたりしているようで、貯金はあんまりしていないようだけれど、何となく本人の趣味であるし、放っておこう。」

「負けたと言っていたけれど、まあ常識程度の負けだろうなぁ。」

 

そう考えてあげるのが自然かもしれません。でも、日本人の平均的な所得からいって日常的にギャンブルが出来るほど、ギャンブルは甘い存在ではありません。これは、どんなギャンブルに関しても同じです。

「パチンコなんて一度に負けれる金額がしれている」というのはよく聞く言葉ですが、そんな事はありません。毎日できますから、一日1万円負けたとしても、とんでもない額になるでしょう。それに、仕事が終わってから遊びに行くとしても、一晩で数万円は簡単に失える世界です。

パチンコだけを例に出しましたが、基本的に日本のギャンブルはどれをとっても、経済的な損失が大きく、毎日お小遣い程度で遊べるような世界ではありません。

 

以上、ギャンブルのことをあまり知らない人にとって少しでも参考になるように、2つの分かりやすいポイントを書いてみました。

もちろんこれには、私の経験や肌感も混じってはいるのですが、私自身十年以上ギャンブルに熱中しきましたので、それなりに説得力があると思っています。

毎日ギャンブルをしているであろう人が、たとえどれだけ楽しそうに周囲に話していたとしても、私は疑ってかかるべきだと思うんです。もしかしたらすでに依存症になっていて、辞めたいのに辞めれない状態、なおかつ周囲には秘密にしている可能性も高いとすら思うんです。

 

もし大切な人がギャンブルばかりしている人であるならば、呆れる気持ちを抑え、そして疑い、じっくりお話してみることがおススメです。私はだれ一人、私がギャンブルをしていることを公言していませんでしたが、誰かの言葉一つで何かが変わっていたかも、と思う事があるのです。

 

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