30代、ギャンブル依存症が書くブログ

20代で多くのものを失った。30代では全てを失う気がする。

少し変わりつつある近況。

おかげ様でここ最近、精神的にも経済的にも安定した生活を送る事ができています。

おそらく、やるべき事を後回しにする癖が少しずつ解消されていて、それによって安定している感覚があるのだと思います。あえて言葉にするのもお恥ずかしいですが、洗濯物や洗い物を溜めなかったり、人に対してあいまいにせず意思表示をきちっとしたり。そんな小さな事ですら守ってこれなかった人生です。やるべき事は完全にすべて後回しだったから、小さな改善ですら自分とっては良い影響を与えているのだと思います。

こうした少し変わりつつある状況の理由は、「ギャンブルをする時間が極端に減った」という事ももちろんですが、「返済計画と目標をたてられたこと」が大きいのだと思います。今日はちょうど月末ですが、支払いのほとんどをすでに完了させる事ができて居います。お恥ずかしいですが、こうした状況ですら久しぶりです。支払い、特に借金の返済は自分にとってかなり億劫な存在で、くわえて返済資金をギャンブルに充てていた事もあって、数日間~一か月ほど遅延する事も多かったです。本当にお恥ずかしいですが・・・。

とにかく、良い循環をコツコツ積み上げられるように、日々努力していきます。次回のグループワークは再来週です。そちらの方にも参加していこうと考えています。

そうした日々を送る中、ギャンブルは何度かやってしまいました。ただ、両親に対しての罪悪感、私自身の手持ち資金の制約もあってか、以前のように際限なくのめりこんでしまうようなやり方は出来なくなりました。とはいえ、経済的な影響を最小限にしていると言えども、勿論これで良いとも思っていません。ギャンブルに一ミリも近付きたくないと常に考えていますし、油断もまだまだ禁物だと思っています。

 

財布の中に二万円の手持ち資金が入ったことが引き金となった、先日のギャンブル行動について少し書いておきます。

ここ最近の話ですが、会社関連の研修出張なるものに行ってきました。そして、母親からお土産代やお付き合い代として、現金三万円を預かる事になりました。(私の給料からです。)

最近の私は気がどうにかしていてしまったのか、この三万円のうち、使う必要のない事にはなるべく使わずにいて、少しでもお金を残しておきたいと考える事ができていたのです。浮いたお金でギャンブルしたかったわけではなく、いや、正確にはそんな事もすこし脳裏によぎりましたが・・・、頭の中の半分以上は「お金を少しでも貯めよう」という考えになっていたのです。

そしてこの出張の間で、夜の付き合いをほどほどに済ませる事で、三万円のうち一万円を浮かす事に成功しました。この時点で私の財布の中には一万円の余剰資金。次に、私の大事な祖母にお土産を渡した際、なぜか一万円をお小遣いとしてもらう事になってしまいました。

こうして私の財布には、二万円の手持ち資金が投入されている状態の完成です。例のごとく欲望に負け、ギャンブル行動を行ってほとんどのお金を失いました。

ギャンブルをした後はやはり、後悔や苛立ちから構成されているヤツが襲ってきました。これも例のごとくです。お金を溜めようと考えられていた自分自身や、母親、祖母を裏切るような感覚に陥りました。「もう絶対にしない」「ギャンブルなんてもうしたくない」と改めて強く思う反面、お金を失ってから何度も考えてきたこの思いは、どこか形骸化した、無意味なものにも思えてきました。

ただ、借金をきちんと返済していっていること、最近の少しずつ生活が変化している手ごたえ、そうしたものが私の緩衝材になってくれたのか、今回はそこまで自己嫌悪を繰り返すことは免れました。こうしてあまり落ち込まないようにする事も、実は大事なのかもしれません。

 

今回の経験は、開き直りとはまた違ったもの、ギャンブルに対して自分が考える負の感情の中では、どこか目新しいモノだった気がしています。

すこしずつ変わりつつある生活、そしてギャンブルと向きあう自分の状況。日々、一歩一歩進歩させていけるよう、頑張りたいと思います。