30代、ギャンブル依存症が書くブログ

20代で多くのものを失った。30代では全てを失う気がする。

私がギャンブルにハマってしまったキッカケを書きます。

今日は、いつ頃から私はギャンブルの虜になってしまったのだろうとふと考えてみました。思えば大学時代、友人とパチンコに行ったことがギャンブル体験のスタートでした。ありがちです。そのころ、パチンコなんてあほらしいと思っていたので、1円パチンコで付き合い程度に、というやり方だったと思います。

(1円パチンコというのは、基本レートの約1/4程度の資金で楽しめるライトパチンコです。勝っても1/4、負けても1/4です。パチンコ店のメインレートは4円パチンコです。)

同時に、大学生時代には競馬をするようになっていました。当時、私が住んでいるところから競馬場が近く、一つの楽しみとしてよく行っていたような気がします。ただ、たまの週末にたしなむ感じで、一度に1万円くらいまでの損失でセーブしていました。私のバイト代で、十分に賄える程度で楽しめていました。

そんなギャンブル人生でしたが、私にとっての転機が訪れました。それは、大学を卒業後から入社式までの休みに入った時でした。地元に長期間帰省する事なったのですが、あまりにもやる事がなく、地元の友人とパチンコ店に出入りするようになったのです。今思っても不思議なのですが、行けば必ず勝てていたのです。それも万単位で、、。シンプルに簡単に勝てました。トータルすれば、この期間だけで数十万勝ったと記憶しています。

こうして味を覚えた私は、入社してからというものの、毎週末のようにパチンコ店に出入りするようになっていきました。入社して少し落ち着いてきたときには、今度は平日の夜からでも平気で出入りするようになりました。そんな生活でお金が回るはずもなく、初めて借金するまでは、社会人になってから2年も経っていなかったように思います。

 

・・・というわけで私がギャンブルに虜になったキッカケは、大学卒業~入社前に体験したバカみたいに勝てたことです。行けば行くだけ大金を手にしていた記憶があって、今考えても不思議です。そんな事、後にも先にもないのですけどね。

そして、ギャンブル行動をさらに加速させたのが借金を背負った事でした。

借金をしてからは、もう歯止めが効かなくなったように感じます。パチンコと競馬を交互に繰り返すような生活で、完全に自分の中でタガが外れてしまっていていたのです。金銭感覚などありません。したがって、借金が膨らむスピードは、すさまじいモノがありました。自分で苦労せず手にしたお金って、こんなに簡単に消えるのかと思うくらいに、とにかく限度額いっぱいになるスピードは速かったです。

借金さえしなければ・・・と今でも考えてしまう事があります。

きっかけ一つだったように思うんです。会社の先輩から情報を教えてもらった事もそうです。それで、融資を受けるために無人機に行く事自体、なかなか勇気を振り絞りました。いざ借りるとなった時には罪悪感もめちゃくちゃありました。

どこかのタイミングで、なぜストップ出来なかったのだろうと悔やんでしまうんです。もしかすれば、借金などしなかった可能性すら有ると思うのです。もっと友達に相談すれば良かった、とも思います。

こんな私を反面教師にして頂きたいですが、昨今のアプリで簡単に借金が出来る世の中は、どう考えたってオカシイです。CMや広告がフランクに出てくる、本当におかしな世の中です。もし借金をするかしないか瀬戸際の方がいらっしゃるのでしたら、絶対に辞めてください。ギャンブルによる借金は、ギャンブル行動に歯止めが効かなくなる第一歩となるでしょう。

 

というわけで私の場合、

大勝ちの経験によりギャンブルにハマってしまい、借金がそれを加速させてしまったのだろうと思います。