30代、ギャンブル依存症が書くブログ

20代で多くのものを失った。30代では全てを失う気がする。

武井壮さんの人生相談動画を見て考えたこと。

武井壮さんの人生相談動画を見ていたら、こんな人がいました。

 

www.youtube.com

 

(相談内容、原文ママ

37歳男です。

パワハラで仕事を辞め、実家に帰りましたが家族に受け入れられていない事に気づきました。学生時代の友人や仕事仲間にも心を許して話をできる人がおらず、だれ一人相談できる人がいません。誰からも愛されていない自分は死んだ方がいいかなって思っています。どうしたらよいでしょうか。

 

これに対しての武井壮さんの回答は、とても勉強になるので見られて損はないかと思います。

そしてここからはわたくしの勝手な解釈ですが、この方はもしかしたら私と同じギャンブル依存症なんじゃないかなと思ったんです。その理由を書いてみます。

 

・37歳、それまできちんと仕事をしていたのならば、ある程度貯蓄があり経済的な余裕があるはず。そもそも経済的な余裕があるならば、とりあえずは煙たがれる親と一緒にいる必要もない。でも、一緒にいないといけない事情がある。

・そもそも、パワハラを受け傷ついて帰ってきた息子を、煙たがる親っているのだろうか。確かに良い年をした独身のおじさんかもしれないけれど、事情が事情であれば煙たがるようなことはしないと感じる。

・「学生時代の友人」「仕事仲間」という言葉が出てきているあたり、普通に社会人生活を送れていた方だと思う。ではそんな人が、仕事以外、何をしてきていたのだろう。友人関係が希薄になるような、時間の過ごし方をしていたかもしれない。

・「だれ一人相談できる人がいない」と考えているという事は、まだ誰にも言えていない、隠れた秘密があると私には感じる。

・「誰からも愛されていない自分は、死んだ方がいいかなって思ってます」で締めくくられているが、この人の場合は「そもそも人に相談したいような悩ましい出来事があるはず」で、「その悩ましい出来事によって死にたい」と感じているのではないか。そして、過去の自分の行動により現在「誰にも相談できる人は自分にはいない」ことから、「誰にも愛されていない」と錯覚し、「死にたい」という感情に拍車をかけているのではないか。

 

というわけで要約すると、この方には、「隠れた相談=ギャンブル依存」があってとにかく誰かに助けを求めたい。にも関わらず、そんなことを相談できる相手すら、これまでの自分の生活で失った。また、借金もあり経済的な余裕もないので、親に助けを求めるしかない。でも、親からは借金の事もあって煙たがられている現状だ。もう自分はどうしようもないし、死ぬしかないと考えている。

 

これが私の勝手の解釈です。間違っている可能性も大いにあります。しかし、この方がギャンブル依存症だと仮定したとしても、わりと整合性が取れる相談内容だと思うのです。また、ギャンブル依存症は、その事実を人には言えない、言いたくないので他人へは秘密にしてしまう病気だと思います。たとえ会ったことのない芸能人に対してでも、それが匿名のネット上であるとしても、大事な秘密を自白できないことは不思議ではありません。

 

以上の事から、相談者は私と同じギャンブル依存症だと感じ取れたわけです。私は相談者とまさに同世代ですし、死にたいとよく思う部類の人間で、少なからず親和性を感じたことは事実です。つまり、この相談者がギャンブル依存症でもそうでなくても、ギャンブル依存症の末路は、この相談内容の方と近いものになってくると思うんですね。(私が今まさに体験していますから。)

こじつけのような感じもします。でも、この方がもしギャンブルとは無縁の方であったとしても、同じような状態に陥っているギャンブル依存症の方って沢山いると思うんです。と同時に、この方がギャンブル依存症なのであれば、「人様にはなかなか言えない」というギャンブル依存症の性質も、よく現われているなと感じました。