30代、ギャンブル依存症が書くブログ

20代で多くのものを失った。30代では全てを失う気がする。

精神科医に行ってきました。(人生初)

本日、人生で初めて精神科医に行ってきました。問診、カウンセリングをして頂いたというような感じで、おおよそ自分の想定通りだったように思います。ケースワーカーさんや先生にはいろいろと気遣いして頂きましたし、とてもとても優しく接して下さりました。本当に感謝です。

 

今回病院にいったことで、私にとって大きな変化があったわけではありませんが、記録としてレポートを残しておきたいと思います。

 

初診でしたので、問診やカウンセリングをして頂きました。過去のギャンブル歴、家族構成から病院に来るにいたった経緯などを一通りお話させて頂きました。受付後は「依存症の疑いアンケート」なるものがありまして、該当する項目に点数が付いていくのですが、私の場合は以前からセルフチェックをしていて、ほとんどのチェック項目にあてはまったりしていたので、今回の結果も特に驚きもしませんでした。今回も9割形の項目に当てはまっていました。先生には、ギャンブル依存症がどんな病気なのか、という説明もして頂きました。脳の病気であるけれど、社会的にはまだまだ認められていないこともお話下さりました。ギャンブルを辞めるべきだとか、減らすべきだとか、こうやって辞めてみようとか、そういう話は一切ありませんでした。ギャンブルしているとき以外で、どういう時に気分が高揚するのか、という質問もありました。私は淡々と答えていきました。

トータル2時間くらいは病院にいたでしょうか。数週間後にまた来院する予定です。今後はギャンブル依存症の患者さんがやっているグループワークや勉強会にも参加する流れになるようです。(ただ、現状空きが少ないようでいつになるかは明言されませんでした。)私は事前の下調べから、このグループワークに効果があると踏んでいて、早く受けたい気持ちはありましたが、今回はそこまでの主張はしませんでした。グループワークの代わりに、ほかの自助グループや法テラスについての資料を頂きました。病院以外での解決方法もありますよ、という提案として、なのですが果たして自分はこの病院のグループワークに参加させてもらえるのかなどうか・・・若干不安にはなりましたが、このあたりは様子見にしようかと思っています。総じて、良くしてもらったと思いますので、悪い印象は一つもありませんでしたので念のため。

 

そもそも私は、よく病気のことを調べたり、精神科医が発信している動画を見て居たりしていたので、今回病院に行ったことで新しい驚きや発見、というのはなかった気がします。

けれども、行ってみて良かったな、と思う部分は、ほかのだれかに私とギャンブルの事を話す機会をまた新たに得られたことです。一人で抱えているべきではないな、と改めて感じましたし、今後も先生へ報告するという形で継続していく事から、安心感を得ることが出来ました。もう一つ良かったと感じたことは、自分が行った病院へ行ったという事実を得られたことです。私は元来病院嫌いですし、多少熱があろうとも病院等行かず、熱湯に浸かり汗をかいて何とかするタイプなので(なんともならない事が多いですけど)、「病院にかかった」という事実そのものが、自分の中で大きなイベントになりました。

 

病院記録は以上となりますが、この記事を書いていて思い出したことをがありましたので、ついでに書いておこうと思います。 

 

先生からの「返済計画とかは立てられていますか?」という質問に、私はモゴモゴとしてしまったのです。最後には「してません」とはっきり言いましたが、自分の中で借金に対して「一歩ずつ」とは未だに考えられていないのだと痛感しました。数百万ある借金ですから、「月々利息を取られながら、長い期間をかけて返済していく」という現実を、未だ受け止められていないのだと思います。そのあたりは、どこかにギャンブラーとしての思想が自分の中に残っているのだと感じました。本来ならば、まずギャンブルを辞めて生活を立て直す、身の回りの事を一つ一つクリアしていくことだ大事です。自分に課した小さなルールでもよいから、一つ一つ守っていく。そして、その一つ一つの中に、当然借金の返済も含まれているはずで、頭の中では冷静に考えることはできているつもりでした。でも、モゴモゴしてしまったという事は、「これから借金を地道に返していくという現実」が受け止められていない証拠なのだと思いました。

誤解のないように書いておくと、例えば大穴を的中させて返済してやろう、といったように、ギャンブルで何とか返済してやろうなどとは思っていません。でも、「何とかしてやりたい」という気持ちにはなるのです。カッコよく言えば反骨心なのでしょうか。ただ、それ自体がなんだかギャンブル性を帯びているようにも思えますし、こうした考えがギャンブルによる弊害なのかは私自身今は分かりませんが、なんとか良い方向に結び付けたい、と感じています。

 

以上です。お読み頂きありがとうございました。次回は、再来週来院する予定ですのでまたこのブログに記録を残していきたいと思います。